わいどあの東西テレビ見聞録

関東から関西へ移住して、驚いたテレビ文化、そして東京制作の全国ネット番組を見た感想を綴る。

ガイアの夜明け 2019.7.16放送

 私は大したランクではないが、大学では経済学部の出身であるため、「経済」には少し耳を傾けている。

その中でも特に以前から観ているのが、ガイアの夜明けである。

 この番組については、高校生のころから観ているが、予備校の小論文の授業ではガイアの夜明けで見聞きしたことをつらつらと書いていると、小論文の先生をごまかすことができた。一見物知りだと思われるわけですね。

ニュースや情報番組をあまりやらずに、経済とアニメ、そして飯テロドラマだけが取り柄と言ってもよいテレビ東京の中でもかなりほろっと来るような経済番組であると思う。

 

今回も少しほろっと来るような内容であった。

60代や70代の未亡人が生前整理で物を捨てようとしている。しかし、メルカリなどの発達で、それを売ってお金にしようという考え方である

特に私がなるほど!と思ったのが、日本では生前のうちに簡単に捨ててしまうものでも、ひな人形や五月人形などCOOL JAPANを掘り下げて海外の方が高く購入してくれるということだ。

 

つまり私がテキトーな漢字を殴り書きして掛け軸にしても、外国人からしたら日本の伝統だと思われるのかもしれない。

 

しかし、60代や70代のお年寄りはネットオークションなんて到底できない。家電製品は叩けば直ると思っている世代の方々だから。

そこで代理業の登場である。お年寄りのお宅に出張して、買取、そして海外のオークションサイトや日本ならヤフオク!で売却するということである。

 

お年寄りからすれば、捨てようと思っていたものを未来のひみつ道具、「オークション」でお金にしてくれたということだ。「私のものをこんな金額で買ってくれるなんて・・・」と女性は感嘆していた。

 

ちょっと待って・・・

 

確かにこのお宅を訪問していた業者さんは優良業者かもしれない。

しかし、この世は非情である。こういったビジネスが成功すると悪徳業者がホイホイと出てくるのだ。

ガイアの夜明けと言えばちょっと前に某不動産仲介業者の不正を暴いていたではないか。それなのに、こういったビジネスのいいところだけ拾うとはらしくないなと思う。